11月に計4日間に渡り、東京都で行われた訪問看護ステーション管理者育成研修に参加しました。
前半2日間は、管理者としての基礎知識、後半2日間は、経営者としての知識を学習しました。
講義の中で、経営というものは①人②社会③経済の3つの柱が重要であると話がありました。
①人については、安心感。
管理者はスタッフ一人一人を大切に思い、信頼関係を築くこと。
先ずは、スタッフの安心感なくして、利用者様の安心感には繋がらない。
加えて、スタッフが、何を意識しながら働けばよいか示すこと、企業理念が重要となる。
②社会については、地域連携。
利用者様を取り巻く環境が、多方面から関わることで選択肢が広がり、必要とされるサービスの提供へ繋げることができる。
③経済については、無駄を省く。
スタッフそれぞれが、効率の良い訪問ルート調整、タイムマネジメント、備品管理などに対し意識的に取り組むこと。
上記のサイクルを円滑に進めることで、スタッフ、利用者様、地域にとってより良いものになり、健全な経営に繋がると述べていました。
その中でも、私は「人」の部分が最も重要と考えます。
スタッフの心が満たされていなければ、利用者様を支えることなどできないと思います。
特に重症の利用者様の看護となれば、心身共にスタッフに掛かる負担は相当なものになります。
だからこそ、スタッフ一人一人の心身の安定が重要なのだと考えます。
それが、確立して始めて会社の方針、理念というものが本当の意味で浸透させることになると思います。
日々の業務から、意識的に取り組み、会社全体でより良いサイクルとなるよう働きかけ、利用者様、そして地域へ貢献できるよう努めていきます。
ファミリークリニック蒲田 訪問看護ステーション
看護係長 小野 (主に品川区方面を担当しています)