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2020.12.03

在宅緩和ケアセンターよりご挨拶

 2020年10月から在宅緩和ケアセンター専任の看護師として配属になりました神林 顕です。


 在宅緩和ケアセンター長の田代先生とともに地域の患者様・事業所様のお役に立てるよう頑張って参ります。

 患者様に「質の高い緩和医療の提供と安心な生活を実現する」ためには、病院・居宅介護支援事業所・訪問看護事業所間のタイムリーな情報共有が重要と考えております。病状変化による治療方針の追加・変更等を広くお知らせします。
 緩和ケアを実践には当院の訪問看護ステーションだけでなく、外部の訪問看護ステーションとの提携もしており、当院で定期的に開催している緩和ケアカンファレンスにも参加頂けます。コロナ禍の中、感染管理、分散勤務など隔てられる事が多いですが、人と人とを繋げられる役割を担えればと思っています。


【在宅緩和ケアセンターの役割】

こんなことでお困りではないでしょうか?

◯病院 様
①患者様・ご家族様が在宅療養を望まれているが、麻薬の使用やドレーンなど医療物品を使用していて退院後の療養に不安がある。
②ご家族に点滴交換の手技を覚えてもらいたいが、コロナの影響で在院中に家族教育ができない。
③病院で使用している薬剤・機材を在宅適用できるか分からない。
⇨退院調整の段階で在宅で使用できる医療機器の提案やその後の家族教育指導・療養環境のコーディネートを行い、スムーズな在宅移行を図ります。

退院前カンファレンスを開催して頂くとより状態が明確に把握でき、迅速に対応することが可能です。またケアマネジャーや訪問看護ステーションが決まってない場合は当院で手配致します。

◯緩和病棟・ホスピス 様
病状や本人家族の意向を把握し、円滑に緩和病棟・ホスピス登録を行います。

◯訪問看護ステーション 様
①病状の変化が把握しづらい。
⇨主治医と連携し病状の所見・情報をタイムリーに共有します。

②処置方法がわかりにくい。医療物品が足りない。
⇨必要な医療物品の準備を電話やFAX等で分かりやすく具体的に伝達し、指示内容を補足します。

③看護的な関わりや医療機器の扱いが分からない
⇨専門医や認定看護師等の院内外のリソースを活用し、勉強会の開催を致します。

◯居宅介護支援事業所 様
病状や治療方針が把握しづらい。
⇨主治医・MSWと協働し、病状変化に際しタイムリーな情報共有を行います。
 緊急カンファレンスを開催し治療方針への本人・家族・医療・介護従事者の意思統一を図ります。

病院・外部事業所と院内多職種チームとの連携強化が図れるよう、コーデイネーター的な役割としてご活用頂けれてばと考えております。
よろしくお願いいたします。

医療法人社団 双愛会
ファミリークリニック
在宅緩和ケアセンター
看護師 神林 顕

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