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2023.10.02

~紙おむつの種類と選び方~月刊*ファミクリWOCかわら版10月号_vol.36

WOC(ウォック)とは、褥瘡をはじめとする創傷やストーマ、
失禁分野について専門性の高い看護を実践できる看護師の通称です。
   
2023年10月(Vol.36)

キンモクセイの香りにこころ癒される時期となりました 。WOCかわら版は創刊から3年(㊗3年!!)となり、読んでくださっている皆さま、作成過程でお世話になっている方々への感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも皆さまにお役に立てるよう続けていきたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

9月号ではおむつの機能についてご紹介しました。「長時間用」「○回分吸収」と書かれている高吸収のおむつやパッドは、尿を皮膚に広げずにすばやく吸収し、いったん スペースに溜めてからおむつの内部に固め、吸収する面積を徐々に広げることで、おむつ内の皮膚への影響を最小限にしているのでしたね。
こういったおむつの進化を受けて、おむつを使いこなす私たちもアップデートしていきましょう。

◍紙おむつのキホン

パンツ型やテープ式おむつをアウター、尿取りパッドをインナーと呼びます。
インナーの複数使いはアウターの立体ギャザーを潰すためかえって漏れやすくなります。
インナーは高吸収のもの(4回分以上のもの)を1枚使用しましょう。
アウターのサイズ選びについては、パンツ型は小さめ、テープ式は通常サイズとありますが、迷ったら小さめを選ぶことで股ぐりからの漏れが少なくて済みます

◍紙おむつの種類と選び方(下の図もご参照ください)

一般的に歩行できる方や車いすの方、ご自身で下着の着脱が可能な方はパンツ型のアウター、寝たきりでおむつ交換を委ねる方はテープ式のアウターを使用します。
そこで大切なのはインナー選びですが、高品質のものを必要最小枚数使用することがベターです。
なぜなら交換回数を減らすことで本人の羞恥心や睡眠や休息の確保、介護者の負担軽減に繋がるからです。

今回、患者さんの特徴に合ったおむつの選び方をご紹介しようと奮闘したのですが、
おむつの基本やおむつの種類についてのご紹介に留まりました 🙇 

大切なのはインナー選びで、高吸収(4回以上の尿を吸収するもの)、
高品質(さらさらシート内蔵や消臭効果など)に尽きると思いますので、
またゆる〜くご紹介しますね。

お問い合わせやご相談など、お気軽に下記のLINEから頂けると幸いです (^^♪

医療法人社団 双愛会
ファミリークリニック蒲田・品川・多摩川
皮膚・排泄ケア特定認定看護師   野口祥子(のぐちやすこ)