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2021.06.14

在宅リハビリテーションセンター  それぞれの役割(医師、相談員、療法士)について

在宅リハビリテーションセンター副センター長の原田です。

在宅リハビリテーションセンターを設立し、1年と数ヶ月がたちました。
皆様のおかげでリハビリ診療のご依頼も増えてきております。

その際に、診療の流れを知りたいやその様なチームなのかと質問をいただことがあります。
質問にお答えするために在宅リハビリテーションセンター(以下、リハビリセンター)のそれぞれの役割についてお伝えいたします。

リハビリセンターのメンバー
リハビリテーション医、相談員、療法士の3名でリハビリセンターとなっております。

それぞれ役割分担があり、チームで診療にあたっております。

リハビリテーション医
高橋 洋(リハビリテーション専門医、指導医)

リハビリ診療を通し、病気、既往歴、生活背景を複合的に診療から病気の診断、障害診断、そして生活の質を上げるためにどのようなリハビリが必要かを判断します。
各職種からの視点や意見をまとめ診断いたします。
その診断の上でリハビリ指示、装具作成、障害者手帳の作成などを行います。

相談員

介護支援専門員の資格を持った相談員が介護+福祉の視点から医療と福祉(介護)の橋渡しを行っています。
診療調整やCMとの診療同席の有無や介護との情報共有を行い、診療と介護が連携できるように調整をいたします。

療法士


理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が診療に同席し、生活上での動作を確認、環境設定、介助方法などを指導いたします。
訪問リハビリ担当の療法士やCMさんが診療同席出来なかった際は中継役とし、情報共有を行い、リハビリセンターと訪問リハビリ、ケアプランが同じ方向で進めるようにいたします。


それぞれの役割により、リハビリ医が意見をまとめリハビリ診療と訪問リハビリ、そして本人、ご家族の希望が同じ方向を向き、よりよいリハビリを受けることができるようにいたします。

診療の流れ


リハビリ希望がありましたらリハビリセンターがチームで診療に伺います。
診療では、それぞれの視点からリハビリに必要な情報を集め、リハビリ医が情報をまとめ、どのようなリハビリが必要かを診断いたします。

院外の主治医とも情報提供書で連携をとり、主治医の治療と同じ方向性でリハビリが進むように連携して行きます。
そのため、診療開始時に主治医の情報提供書を頂いております。

リハビリ診療例:

リハビリ診療+装具診療+身体障害者手帳作成を行っている場面です。
セラピストが立位動作確認を行い、その際の状況を伝え、リハビリテーション医が装具を作成するか身体障害者手帳に必要な情報を判断しているところです。

リハビリセンターではそれぞれの役割を大切にし、各事業所と連携し、患者さん、ご家族を支援し、在宅で「やりたいこと」を実現できるようにチームで取り組んで参ります。

現在理学療法士、作業療法士募集しております。概要はこちらをクリックしてください。
また見学も可能ですのでご連絡ください。

在宅リハビリテーションセンター
副センター長・理学療法士 原田
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